今は世界的に新型コロナウィルスが蔓延していて、海外旅行はおろか国内旅行さえ行くのをためらっている状況です。
そこで、旅行に行けないからこそ「海外旅行ではあんなトラブルもあったなー」と懐かしく思い出しています。
そのトラブルとは、韓国で「お財布をスラれた事件」。
スリにあったんです
財布は当然戻りませんでした
そしてパトカーに乗った話です。
目次
私は、みごとにあの「韓国ドラマ」ブームの波に乗って、韓国にはまりました。
韓国ドラマは50以上見たと思います。もっとかな?
韓国語が聞き取れたら、字幕が付いていなくても韓国ドラマが見られます。
それで「字幕がなくても聞き取れる様になりたい」と週1回の「韓国語教室」に2年通いました。
おかげで簡単な会話なら聞き取れるようになり、ハングル検定も3級を取りました。
1級を取れれば通訳になれます。
そこまではとても無理ですが、韓国旅行に行く時には不便がなくなりました。
やっぱり「好きこそものの上手なれ」ですね。
毎日毎日韓国ドラマを見ていたので、耳が韓国語に慣れたようです。
ただ、聞くのはおよそ分かりますが、話すことはあまりできません。
だから、韓国語を聞くのが楽しくて、誰かを誘っては韓国に行っていました。
2010年1月お正月に娘と「7回目の韓国」に行ったときに、この「スリ事件」が起こりました。
韓国にある「高速バスターミナル地下商店街」今の名前は「GOTO MALL(ゴートゥーモール)」のお店を楽しく見ていた時でした。
とてもにぎわっている「安くて楽しいものがたくさん売っている商店街」です。
娘のバッグが開いていて「お財布がない」というのです。
にぎわっているお店で、後ろから押された時にスラれたようです。
その前にお店で買い物した時に、「ブランドのお財布」でお金を払ったところを見られていて、スラれたようでした。
そうなんです。
娘は旅行に「ブランドのお財布」を持って来ていたのです。
近くにいたおじさんに「お財布を取られたがどうすれば良いか」聞きました。
すると、「この上のホテルに行って聞きなさい」と教えてくれました。
早速ホテルに行き、事情を片言で話すと「近くに交番があるからそこに行きなさい」とメモを書いてくれました。
「歩くには距離があるから、タクシーに乗るとすぐ」だと教えてくれました。
早速タクシーをつかまえて乗り、メモを見せながら警察に行ってくれるようお願いしました。
しかし「歩くには距離があるが、タクシーならすぐ」のはずの警察が、なかなか着きません。
運転手さんに聞いても「もう着いた」というばかりで、着きません。
やっと警察に着いて、事情を説明しました。
すると「なぜここまで来たのか?」と言われて「では車に乗って」とパトカーに乗せられて、また来た道を戻りました。
タクシーの運転手さんが、遠くの警察署に乗せて来たと分かりました。
うーん、あのタクシーの運転手さんは、近くの警察署を知らなかったのか?疑問ですが・・・
それでも、こんなことがなければ乗れないパトカーを初体験。
パトカーの後部座席は、内側からはドアが開かない仕組みになっているのを確認しました。
本当にドアが開かないわ
ドラマで見た通りね
警察の方と記念撮影までして・・・笑
それなりに楽しみました。
江南(カンナム)警察署に着くと、先ほどの警察官の方々はさっさと帰って行ったので、また最初からお財布をスラれた経緯を片言で説明。
でも泥棒を捕まえようという気配はゼロ。
その頃の私は、「保険」という単語を知りませんでした。
ドラマには出てこないので・・・。
するとどうやら警察官の方々は「保険の申請に必要だから来たのだろう」と話していたようです。
だから、「紛失届けを発行してやろう」と言うのです。
「紛失届け」と「盗難届け」は違うだろうと思い、「なくしたんじゃない!盗られたんだ」と食い下がったのですが、なぜか「盗難届け」は出せないというのです。
最後には、電話で通訳の方につないでくれて、「盗難届け」は出せないという説明を受けました。
と言っても、「紛失届け」しか出せません・・だけですが。
仕方がないので、「紛失届け」を発行してもらう事にしました。
警察官が、「ほとんど日本人は警察に来たことがない」と言っていました。
当然ですよね。
ツアーなら移動時間が決まっているので、添乗員さんに任せて旅行を楽しむことを優先しますから。汗
何より「言葉の壁」があるので、みんな諦めるのではないでしょうか。
「書類待ちの時間」に、今度は警察官からの質問攻め。
どこのホテルに泊まっているか?
旅行代金はいくらか?
どうして韓国語が話せるのか?
どんなドラマを見たのか?
その時の宿泊ホテルは、支庁の前にある「ソウルロイヤルホテル」(今は「ロイヤルホテルソウル」)だったので、とても羨ましがられました。
ツアー料金だから安く泊まれたのですけれどね。
やはり韓国の人が泊まる場合の方が高いようです。
今回の事件で、いろいろ勉強になりました。
- ショルダーバックは自分の前に持つ
- ブランドのお財布は持って行かない
- 大金は入れておかない
マカオに行った時に、添乗員さんが言っていた言葉が分かりやすかったです。
バックが前にあれば自分のもの、横にあれば半分は人のもの、後ろにあれば人のもの!
自分のバックは自分で守りましょう
スリに盗られたことで、スリを捕まえてもらおうと警察署に行ったのに、結局もらえたのは「紛失届け」だけでした。
でもその「紛失届け」があったので、保険の申請ができました。
もちろん、現金は「一切保険外」で返って来ません。
日本円が5万円くらい韓国ウォン10万ウォンくらい入れていたようでしたが・・・仕方ない。
高い授業料だと諦めました。
ただ、「ブランドのお財布」だったので、そのお財布の代金が保険で返ってきました。
その時乗ったタクシー代も申請したら返って来ました。
5500ウォン・・550円くらい・・・韓国のタクシーは11年前は安かったですからね。汗
1,ブランド類は、できたら「着たり」「持ったり」して行かない。
2,お財布には大金を入れて持ち歩かない。
3,ショルダーバッグは前に持つ。
4,人込みには警戒する。
5,それでも盗難にあったら、警察に届けるなり盗難の証拠をもらう。保険を使える様にするため。
みんな当たり前の事でした。
でも、もう一度気を引き締めて身の回りに注意してください。
海外は、日本とは安全の度合いが違いますから、そこをキチンと認識して楽しい旅行にしてください。
それでも何年もたつと、そんなトラブルも印象深い思い出に変わります。
スムーズに楽しんだ旅行は、何も印象に残りませんが、トラブルにあった旅行はずっと後まで「話のネタ」になっています。
だから海外旅行は病みつきになりますね。
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